当院では運動器エコー (超音波)を初期から取り組んでおり、専門的に行っています。エコーはレントゲンではみえない靭帯や筋肉を見ることができ、それらの動きをリアルタイムに観察しながら診断、治療、リハビリテーションを行っています。また、骨の評価にも優れており、レントゲンでは評価が難しい微細な骨折や裂離骨折などの評価にも優れています。
ハイドロリリースといわれる注射などを行う際にも、実際に針の動きをエコーで確認しながら針先を目的の場所に進めるため、正確に薬液を注入することが可能です。
また、エコーセミナーの講師なども務め、後進の教育にも務めています。

検査は、部屋を暗くして、対象部位に超音波の透過を良くするゼリーを塗り、超音波発信器（プローベ）を軽く押しあてて行います。
損傷部をモニターに映し、患者様と一緒にモニターを見ながら診断します。
また、検査による痛みがなく身体にあたえる影響もないため、妊婦の方でも安心して何度も検査を受けて頂くことが可能です。
※検査にかかる時間は5分程度です。

超音波検査でわかる主な疾患

腱、筋肉、骨膜などの運動器と、皮下に発生した軟部腫瘍などが主な対象疾患となります。